中国の食堂の定番料理『牛肉麺』

 中国で生活をしていたとき、行きつけの食堂でよく好んで注文していたものに、『牛肉麺』があります。牛肉麺は、中国で麺類を扱う食堂なら必ずメニューにある定番料理です。具材は麺と牛肉のほかはほとんど入っていませんが、肉桂や八角などの香味材を使い、醤油で味付けされたスープは食欲をそそります。それから上に香菜(シャンツァイ)が添えられています。難点は肉桂・八角など、日本では取り除いてから配膳されるものが、スープに入れっ放しという点でしょうか。

 さて、香菜の独特な風味は苦手とおっしゃる方もいらっしゃいますが、香草には消化を助けてくれたり、肉魚の解毒やわずかな発汗といった効用があります。また、肉桂・八角・牛肉は体を温めてくれます。ですから牛肉麺は風邪引きのときにもよさそうですね。

 体が温まりますから、寒い冬にもいいのですが、暑い夏にも、牛肉麺でスッキリ発汗と行きたいものです。

 2001年9月、まだ蒸し暑い四川にある生薬市場を訪れました。そのとき市場の敷地内にある食堂で食べた少し辛めの牛肉麺のおいしさは、今も忘れられません。

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