料理人が作った漢方の基本処方,桂枝湯

 漢方薬のバイブルといえる本『傷寒論(しょうかんろん)』この中で最初に紹介され、多くの紙幅を費やされている処方が“桂枝湯”(けいしとう)です。この処方はもともと中国商代の料理人が考案したと言われています。その中身は、ニッキ、ショウガ、ナツメ、芍薬、甘草で、当時の香辛料と調味料を用いて作られています。ニッキの香りにナツメ・甘草の甘味、ショウガのスパイシーさが効いて体が温まります。

 桂枝湯は、発汗や気の動きを調節し、感冒などに応用されます。さらに桂枝湯は様々な薬草を加減していろいろな処方に生まれ変わります。有名な葛根湯や小青竜湯、今号でご紹介している桂枝芍薬知母湯、桂枝加朮附湯、帰耆建中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯などはみな桂枝湯を含んでいます。

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